カンボジアの新観光キャンペーン「ふしぎ王国カンボジア」(Cambodia, Kingdom of Wonder)は今週、カンボジアの海岸・自然環境・歴史的寺院をハイライトした広告をCNN Internationalで開始した、と観光省の職員は火曜に述べた。
同省は、以前の「Cambodia, a Newest Destination in Asia」という文法のおかしいスローガンを差し替えることを決定した後、5月から、新たな観光スローガンとブランド化キャンペーンを探しはじめていた。
広告ではアンコールワットをフィーチャーし、併せてエコツーリズムサイト・アプサラダンサー・海岸・影絵を映している。
観光省マーケティング・プロモーションディレクターPak Sokhomは、カンボジアのアピールをアンコール以外へ拡げることが新キャンペーン戦略の鍵であると述べた。同氏によれば、このキャンペーンでは最終的に他のさまざまな国際テレビチャンネルや印刷媒体でも広告を打つという。
5月に、同省は新たなスローガンを探しはじめ、「Cambodia - More Than Your Expectations」や「Cambodia - Diversity Asia」といった案を検討した。
この過程が開始してまもなく、国際金融公社がブランド化ワークショップを省の職員たちに向けて行うとともに、カンボジアのユニークさをハイライトできるプロの広告会社を探しはじめた、と同公社のプロジェクトマネージャーLili Sisombatは述べた。国際金融公社は世界銀行の民間セクター向け機関。
競争する会社群は、「Cambodia, Discover a Unique Culture」「Angkor and So Much More」「Inspiring Cambodia」といったスローガンを提案してきた、と同女史は書いた。
最終的に、国内・周辺国の他の5社に勝利したのは、ホーチミン市を拠点とする会社Edgeだ。
観光はカンボジアにとって大きなビジネスだ。2007年には200万を越す人々がカンボジアを訪れ、過去4年間観光客は毎年20%ずつ増加している。2007年の観光歳入は140億ドル。
プノンペンのPavilionホテル支配人Alexis De Suremanは、アンコールワット以外を知らせる戦略が必要だという点に賛成した。
同氏は言う。「するべきことは、アクティビティの選択肢を提供することだ。アンコールワット[観光]はすでに確立している…国内の他の場所はほとんど訪れられていない」
2008年9月26日
カンボジアウォッチ編集部
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