カンボジアの不動産会社 ブンナー不動産グループのスン=ブンナー社長CEOは、プノンペン都心部の商業地の現在の平均地価は平米あたり約2,750米ドルまで下落していると述べた。昨年の今頃の約5,050米ドルに比べ、およそ46%も下落した計算だ。とりわけ下落が著しかったのは、今年に入ってからの6ヶ月間だという。
また、都心住宅地は昨年今頃の同2,600ドルから現在は1,600ドルに下落したと述べた。38%下落したことになる。
郊外の住宅地・商業地・経済特区については、物件により差が著しいものの、おおよそ50%の下落だという。
同社長は、下落傾向は今年いっぱい続くとみている。
別の不動産会社 Visal不動産のSear Chhailin社長は、土地・建物とも50%下落したと述べた。不動産取引件数は昨年前半の10%にまで落ち込んでいるという。
同社長は、年の後半は雨季で移動や建築が難しいこともあり、下落や取引の落ち込みは今年いっぱい続くだろうと語った。
もう一つの不動産会社 CPLカンボジア不動産のCheng Kheng社長は、今年前半における大方の下落幅は土地・建物とも20〜30%にすぎず、半分も下落しているのは銀行の返済に迫られた売り急ぎ物件だけだろうとしながらも、同社の今年前半の取引件数は土地70件・建物160件で、昨年同期の10%に落ち込んでいると述べた。
2009年07月23日
カンボジアウォッチ編集部
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