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アジアの穀倉地帯カンボジアでは、買取資金の不足から、多くの米が籾のまま隣国へ流出している。国策である米の輸出収益増を推進するには、国内で脱穀して付加価値を高めることが有効だが、そのためには、農家からの買取段階で隣国の大資本に対抗できる資金力が不可欠だ。ローロン輸出入社のリム=ブンヘーン社長は、政府によるソフトローンの拡充を求める。「ザ プノンペン ポスト」紙が21日付で伝えた。
「米の円滑な輸出のためには、最低1000万ドルの資本が必要だが、わが社の場合、土地・建物・脱穀機に800万ドルを投じており、米買取の資金は300万ドルしかないのが現状だ。この資本を増やすことができなければ、近い将来、隣国業者との競争の上で大きな問題に直面するだろう」と社長。
カンボジアの米輸出は順調に伸びている。「あと5年で、わが国の米輸出量はタイ・ベトナムに並ぶだろう。生産性の向上と、高性能脱穀機の導入が鍵だ。また灌漑施設を増強することで、乾季を含めた多期作が可能となる。現在、乾季の作付は全国農地の2割でしか行われていないが、これを2015年までに5〜6割に拡大することで、200万トンの収穫増が見込める。カンボジア米は安価なので国際競争力がある」と社長。
農家の収益安定化も重要な課題だ。「当社では農家に、資金や種籾を低利で貸し付けている。また、国内に働き口を確保することにより、国外へのリスキーな出稼ぎをなくしたい考えだ」と社長は語った。
2010年12月22日
カンボジアウォッチ編集部
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