カンボジア証券取引委員会のマニ=バーンコソール事務総長は、カンボジア証券取引所は来月にいくつかの公聴会を開いたのち、取引通貨を最終決定すると21日発表した。
ACリーダー銀行のイン=チャンニー頭取はこれを受け「政府決定がいずれであれ従うべき立場にあるが、当行としては外国通貨よりリエルのほうが望ましい」と語り、その理由として、自国通貨を用いなければ為替変動が外国の政策に依存してしまうと述べた。
カンボジアでは歴史的経緯から、自国通貨であるリエルのほかに米ドルが広く通用しており、来年できるとされている証券取引所の取引通貨にも米ドルを採用するよう求める声がある。
2010年12月22日
カンボジアウォッチ編集部
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