カンボジアの郵電省は、携帯電話キャリア会社モビテルなどを擁するカンボジアのロイヤル グループの子会社ロイヤル ブルー スカイズ社に対し、カンボジア初の人工衛星を打ち上げるコンセッションを13日認可した。ソー=クン郵電相とロイヤル グループのクット=メーン総裁が17日発表した。
通信放送衛星で、2013年第一四半期の打ち上げを予定している。カンボジア自前の衛星を打ち上げることにより、他国の衛星に通信・放送を頼っている現状が解消に向かい、国の独立性と安全保障が高まる、と総裁は話した。
製造と打ち上げの総コストは2億5000万〜3億5000万ドルを見込んでいるが、現在多くの製造業者と協力を進めており、製造が完了してみなければコストは確定しない、と総裁。衛星の詳細については保安上の理由として明言を避けた。
ロイヤル グループのマーク=ハンナCFOは、ロイヤル グループではまずカンボジアの企業に衛星の帯域を提供し、ついでインドネシア・タイ・ベトナム・マレーシアなどのASEAN諸国にも顧客を広げていきたい考えだと話した。
2011年04月18日
カンボジアウォッチ編集部
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