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カンボジア-タイ国境のパオイパエト検問所を越えてタイ南部ソンクラー県へ出稼ぎに向かったカンボジア人労働者207人が29日、肥料袋内にガスボンベとスパイクを隠し持っていたとしてタイ東部プラーチーンブリー県でタイ陸軍に拘束された件で、カンボジアの外務省のクイ=クオン報道官は、容疑は晴れたと30日発表した。
これら問題の物資が積まれていた車は207人の誰のものでもなく、道中一緒になった一人の男のものであったことが判明し、207人は拘束から数時間後にカンボジアの領事からの働きかけで釈放されたという。
タイの「ネイション」紙は29日、タイ陸軍1206レンジャー隊のChan Wongwaimethee司令の発言として、この労働者たちはタイ南部のイスラム過激派と共謀しており、そのため爆弾材料を提供しようとしていた容疑が持たれていると伝えていた。
これに対し同報道官は「彼らは自国の内政状況をコントロールできないので、カンボジア人労働者たちに罪をなすりつけたくて、そのような馬鹿げた考えが出てくるのだ」と批判した。
バンティアイ=ミアンチェイ州警察のフン=ミアン長官は、パオイパエト国境検問所を通過するカンボジア人が武器や爆発物を所持しているのを発見したことはいまだかつて一度もないと述べ、「彼らがタイへ行くとき持っていくのは農具だけだ」と語った。
また、およそ2千人のタイ人・外国人が死傷した今月のバンコク内乱の際、いわゆる赤シャツ派に加担したとされタイの警察に19日逮捕されたバッタンバン出身のカンボジア人男性サン=モニーペートさん(27)は、30日の時点でいまだ釈放されていないと同報道官はあわせて発表した。カンボジア政府は、モニーペートさんは赤シャツ派には何の関係もないとする声明を23日発表している。
2010年05月31日 カンボジアウォッチ編集部
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