カンボジアの首都プノンペンで19日から22日まで開催される予定だった第二回タイ貿易展示会2011について、カンボジアの商務省はチョーム=プロサット商務相名でタイ大使館宛書簡を13日付で発し、タイ軍第二管区による対カンボジア禁輸命令に鑑み、主催者に「より望ましい時まで」延期を求めると通告した。
タイ『ザ バンコク ポスト』紙が報じたところによると、この命令はタイのチョンチョム税関(カンボジアのウッドー=ミアンチェイ州オー=スマッチ税関の対向)の職員に対して発せられたもので、石油その他の戦略物資をカンボジアへ輸出することを禁じている。カンボジア軍はこれに対し、それらをもともとタイから一切輸入していないので任務遂行に支障はないとしている。
商務相はこの書簡で「現時点はカンボジアでタイ製品を販促する正しい時期ではないと考える。このような悪しきふるまいの後で、このような展示会に対するカンボジア人訪問者の反応を保証できない」と述べている。
2011年05月16日 カンボジアウォッチ編集部
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