カンボジアの首都プノンペンの川沿い一帯で行われている上水道工事に伴い、石畳や芝が一時撤去されていることから、むき出しになった地面から、シソワット通りのオープンエアレストラン街に砂嵐が巻き起こっている。風のある日は口をあけていることもできず、食事など不可能な状態だ。
外国人観光客から「緑の死の壁」と呼ばれた、川を隠す深緑色のトタン壁が、昨年11月の水祭りを前に撤去されたことも、問題に拍車をかけている。
この上水道工事は日本の援助によるもので、今年3月に完工予定となっているが、付近住民や観光客の間からは、石畳や芝を早く再敷設して砂嵐を収めてほしい、と対応を求める声があがっている。
芝の再敷設時期について、プノンペン市のチリアン=ソパン副市長はわからないと述べた。市公園局のソーム=サムット局長は「わからない。市役所は目下日本からの回答待ちだ」と答えた。
2010年01月17日 カンボジアウォッチ編集部
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