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米国が1970年にカンボジアに樹立したロン=ノル政権に与えた軍事借款について、「汚れた借金」であるとしてフン=セン首相が帳消しを求めつづけている問題で、カンボジアがこの件で「日本政府と問題に陥っている」とカンボジアのヴォンセイ=ヴィーソット経済財務省事務次長が話したとジョセフ=ムッソメーリ駐カンボジア米国大使(当時)が2006年12月付で記した文書をウィキリークスは12日公開した。
「ヴィーソットによれば日本政府はすでに、米国政府の借款問題を理由に、日本-ADB合弁のシアヌークヴィルのインフラプロジェクトへの資金援助を取りやめた」と大使は報告している。カンボジア政府が無原則な返済に傾くことを防ぎたい考えが安倍政権に強くあったことがうかがえる。
大使は、駐カンボジア日本国大使から先日「米国政府が戦時状況の下で膨れ上がらせたロン=ノル時代の債務を回収しようとしていることについて苦言を呈された」とも記している。
在カンボジア日本大使館の町田達也参事官は、当時日本がこのような立場をとったかどうかについて「肯定や否定をできるだけの情報を今のところ私は持ちあわせていない」と述べた。『ザ プノンペン ポスト』紙が15日付で報じた。
ウィキリークスが別に公開した2007年の文書によれば、日米はこの問題についてその後和解に至っている。
米国はカンボジアに対して、この借款の返済を開始するよう2006年に求めた。額は昨年末の時点で4億4500万ドルに膨れ上がっていると推計されている。
2011年07月16日 カンボジアウォッチ編集部
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