カンボジアの首都プノンペンにあるスラ=チョーク寺の僧ネート=カイ(37)が2年間にわたり、寺の浴場で衣服を脱いだ女性に聖なる水を浴びせながら少なくとも10人を携帯電話で盗撮し、その映像を拡散させていた件で、同寺の僧約70人を含む全住人が寺域から3日までに全員退去するよう命じられた。
ポルノを含む143本のカセット・DVDが僧坊のネート=カイの部屋で発見されていることから、ほかにも寺の中に同様の映像や不適切な物がないかを家宅捜索する構えで、見つかった場合は破壊のうえ、その所有者は寺へ戻ることを禁じられる。捜索の実施期間は20日までの約半月間となる見通し。
また、同寺の僧セラーさんによれば、同寺のミア=コン住職は、監督不行き届きの咎で寺から永久追放されることが決定された。
2010年07月02日
カンボジアウォッチ編集部
|