カンボジア好き集まれ!
Google
Web locomo cambodiawatch
トップ プノンペン シェムリアプ その他の州 コラム 特集 生活情報 旅行 ビジネス CW編集部
 ニュースカテゴリ−
 社会
 政治
 経済
 法律
 三面
 日系
 生活
 特集
 芸能
 情報
 国際
 スポーツ
格安カンボジアホテル予約
シエムリアプ(アンコールワット)
プノンペン
シアヌークビル
カンボジア旅行予約
カンボジア旅行のことなら、ロコモトラベルにお任せ!
LOCOMOTravel
カンボジアビジネス支援
・外資100%現地法人設立
・カンボジアへの視察
・事業化可能性調査
 カンボジアビジネスは弊社にお任せ下さい。ロコモはカンボジアにおいて1996年より、投資サポート・輸出入物流・生産受諾・ITプロジェクト・取材コーディネート・広告代理・旅行といった様々な事業を行っております。培ってきた当国との信頼関係を背景に、日本との更なる経済関係発展を目指します。
LOCOMO CO.,LTD.

トップニュース一覧
[生活]耐性マラリアじわり増加、専門家ら危惧 カンボジアウォッチニュース
2009年12月30日

現在の医学でマラリアに対する最も効果的な治療法として広く用いられているアーテミシニン併用療法(ACT)に対して耐性を持つマラリア原虫が、カンボジア-タイ国境だけでなく、東南アジアの他の地域でもじわじわと増加している。

ACTは、速効性を持つアーテミシニン(青蒿素)が原虫の大半を2日でほぼ壊滅させ、しぶとい残りの原虫を遅効性の併用剤が全滅させるというしくみ。治療開始から3日目に原虫の全滅を確認することで治療効果を確認する。

だが2年前、カンボジア-タイ国境において、3日目にも原虫が死滅していない例が発見された。

かつて、マラリアの治療薬といえばクロロキンだった。だが原虫の多くが耐性を獲得し、用いられなくなった。ACTでも同様のことが起きれば、今度は代替治療法の決め手を欠くのが現状だ。

カンボジアで働く世界保健機関(WHO)のマラリア科学者スティーヴン=ブジョージ氏は今月初め、カンボジア-タイ国境のマラリア患者のおよそ10パーセントに、ACT治療3日目の生存原虫が見られると発表した。ただし完全な耐性が獲得されたわけではなく、6週間後にはほとんどの患者で原虫が全滅しているという。

厚生省国立マラリアセンターのドゥオン=ソチアト所長は、評価症例が少なすぎて有意でないとして、この発表を批判した。

最近になって、カンボジア-ベトナム国境やタイ-ビルマ国境、そして中国-ビルマ国境でも同様のACT耐性マラリア原虫が発見されている。カンボジア-タイ国境由来のものか、独自発生したかは目下不明だとブジョージ氏。ロンドンに本部を置くNGO「マラリア コンソーシアム」によれば、ビルマでは3日目生存率が12パーセント以上にのぼるという。これがアフリカへ拡散することを識者らは恐れている。

米国のオープンアクセス出版NPO「科学公共ライブラリ」(PLoS)が発行する医学雑誌「PLoSメディシン」の昨年の記事によれば、カンボジアで売られている抗マラリア薬の半分は偽物である。

ワシントンDCに本部を置く保健NGO「国際人口事業」(PSI)が先月発表した調査結果によれば、カンボジアのマラリア流行地域で販売されている抗マラリア薬の5分の1は使用期限切れだった。当該地域の薬局の36パーセントはACTを扱っておらず、薬局の23パーセントはACTを知らなかった。

同調査によれば、偽薬・単独薬療法・代替薬などでない完全なACTの当該地域における小売価格は、0.75ドルから1.50ドルの間に分布している。この価格に手が出ない患者は単独薬や代替薬をあてがわれるが、これらはときには正しい薬効成分を含むものの、病気を治癒させるには威力不足で、ただ耐性原虫だけをいたずらに増やす効果がある、とPSIマラリア計画のヘンリエッタ=アレン技術顧問は危惧する。

世界エイズ・結核・マラリア世界基金では、この価格を0.05ドルに引き下げたいとしており、ソチアト所長は、来年半ばにはカンボジアでその恩恵が得られはじめると期待していると語った。



2009年12月30日
カンボジアウォッチ編集部

Copyright 2007 Cambodia Watch, All rights reserved.