プノンペン市は、オリンピック スタジアムの北端にあるニアン=コンヒーン交差点の交通状況を改良することを目的とする道路工事を今日16日朝開始すると15日発表した。工事完了までは90日間かかる見通し。
この交差点は五差路となっており、数年前まではロータリーだったが、信号・ランプ設置工事の結果ロータリーではなくなった。しかしその際に、カンボジアの大地の女神であるプレア=ニアン=コンヒーンと鰐の像で親しまれる中心の島をそのまま残したことから、どこを走ればよいか極めてわかりにくい構造となっており、悪評が高い。
市当局が3日承認した計画書によると、今回の工事では、この島をプレア=プット=ミアン=ボン寺に接するよう移動させて単なる角の公園とする。また、チェコスロバキア通り・ムニーレート通り・シャルル=ド=ゴール通りを3.5メートル拡幅するほか、ムニーレート通りからテープ=ポーン通りへの右折ランプをポーランド共和国通りとのオー=ルッセイ交差点までスタジアム側へ5〜8メートル拡幅する。新たな信号も設置する。
一月七日区のサオム=ソヴァン副区長が15日発表したところによると、今回の道路拡幅は住民の家屋には影響を与えず、歩道を削るだけとなる。
2011年03月16日
カンボジアウォッチ編集部
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