2日から2日間の日程でカンボジアを訪れたフランスのフランソワ=フィヨン首相は、カンボジアの首都プノンペンへの公共交通機関導入の実現に向けた可能性調査にフランス政府として35万ユーロを支援すると2日表明した。
プノンペン市のカエプ=チュテマー市長はこれを受けて、経済財務省での会議を経て同2日、カンボジア開発評議会での演説でこれを発表した。調査機関は8ヶ月の予定。
市長は、現在プノンペンには四輪自動車19万台があり、また二輪オートバイは百万台近くあると数字を挙げ、交通渋滞が市の目下の最大の問題であり、その解消は喫緊の課題であると述べた。そして、プノンペンは今後5年のうちに公共交通機関を導入する必要があり、さもなければさらなる交通量増加で重大な問題に直面するだろうと語った。
フランス大使館の発表によると、調査の第一フェーズはSYSTRA社がチュテマー市長と請負契約に調印している。
2011年07月05日
カンボジアウォッチ編集部
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