シエムリアプ州で新しく作られたコンクリートの桟橋が日曜、崩落し、上に立っていた30人の外国人観光客が2.5メートル墜落してトンレー=サープの支流に落ちた、と関係者は述べた。
事故は観光客たちがトンレー=サープ湖ツアーに向け並んでいた時に起きたが、怪我人はいなかった、とシエムリアプ郡チョン=クニア地区観光船協会のプム=ライ会長は述べた。
「彼らは恐怖し、ゲストハウスへ引き返した」と同会長。
プム=ライは、この桟橋を作って先週供用開始したスーチーン社に対し、観光客の安全確保を怠ったとして非難した。また同会長によれば、同協会の所属220社は当面、事故現場から1キロメートル離れた旧港を使用する予定。
スーチーンの代表者たちに日曜、接触してコメントを得ることはできなかった。
アエム=マン チョン=クニア地区長は、この事故が地元住民に与える影響の可能性を懸念した。地元住民の15パーセントは収入を観光客に依存している。
「観光客がもうここには来ないのではないかと心配だ」と同地区長は語った。スーチーンが今回の崩落について何らかの処分を受けるかどうかは知らないという。
シェムリアプ州のスー=ピーリン知事と何人かの副知事に日曜、接触してコメントを得ることはできなかった。
プム=ライによれば、スーチーンはこの地域で道路改善などいくつかの改良工事を行い、先週からこの桟橋を観光船に供用開始していた。
2008年12月08日
カンボジアウォッチ編集部
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