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フン=セン首相は先月24日に全国生中継された国立プノンペン教育大学における演説で、昨年12月以来外国人客のみを対象に認めてきたスロット(機械カジノ)の営業を、全面的に禁止することを発表した。また、スポーツくじの営業も禁止することを言明した。
「ギャンブルは家庭内暴力を引き起こし、窃盗や強盗の動機となっている。政府からの払い戻しについて財務省はCambo Sixと話し合うだろう。政府はただちに閉鎖を行う。政府は同社のコンピュータを買い上げて各地の学校に配るだろう」と首相。Cambo Sixはカンボジア全国に20の支店を持つ独占サッカーくじ業者。
首相は翌25日、正式に政令に署名した。「電子的ギャンブルとスポーツ賭博は、人々の倫理観をひどく損い、社会の秩序安寧を乱している。この問題が依然解決されないため、このたび王国政府は、この種のすべての営業許可証を没収することを決定した」と首相は政令で述べた。
同日、キアト=チョン財務相は同政令の実施に関する要綱を通達し、「すべての営業許可証は本日ただ今より無効となる」旨宣言した。
これを受けて翌26日、全国のスポーツくじとスロットには警察が入り、営業を禁止された。ただし、すでに勝ちが確定済みのスポーツくじの当せん金を客に払う業務だけは目下、継続を認められている。二大スポーツくじ業者であるCambo SixとSporting Group Liveも全店営業を停止された。
2007年に1900万ドル弱でCambo Sixの株式49%を取得した香港企業Golden Resourts Group Ltd.のSo Man Kit Wyman取締役社長からのコメントは目下得られていない。
カンボジア政府と独占契約を結んでいるサッカーくじ業者Cambo Sixは現在、2011年までの残余契約期間の補償につき政府と交渉中であると伝えられている。キエウ=カニャルット政府広報官兼情報相は、カンボジアの国としての投資信頼性を保つため、補償は必ず行うと述べた。
また、宝くじについても対応が検討されているという。プノンペン市のパー=ソチアトヴォン副市長によれば、プノンペン市と市内各区長の会合が26日に行われ、席上、市内の違法宝くじ業者を取り締まることが合意された。
ミアンチェイ区のクッチ=チョムラウン区長によれば、1週間の猶予期間の後、取り締まりと処罰を行う予定だ。
キエウ=カニャルット政府広報官兼情報相は、違法宝くじの取り締まりはこの手の業者が集中しているプノンペンを皮切りに、全国へ展開する見通しだと述べた。
ダンカオ区のクローチ=ポーン区長は、取り締まりに関する警告をすでに業者へ送付したと述べた。「一日4,000リエル(約1ドル)しか稼ぎのない人が、くじに1,000リエルもつぎこむ。それでどうやってお金が貯まるというのか。宝くじで遊ぶことは、貧しい家庭に本当に悪影響を与えている」と同区長は語った。
野党ソム=リャンシー党のユム=ソヴァン国会議員は、首相の今回の決定を賞賛した。「わが党が何度も問題提起してきた通り、ギャンブルは人々を貧困へ追いやる原因となっている。ギャンブルはカンボジア社会の汚点だ。カジノも閉鎖するべきだ」と同議員は語った。
2009年03月02日
カンボジアウォッチ編集部
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