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カンボジアのマレーシア向労働者派遣会社「T&P」を通じてマレーシアに派遣されているカンボジア人労働者が故郷の両親への送金を同社に依頼した930ドルを、同社がネコババしていることがわかった。カンボジアの人権団体リーカドーを通じて23日告訴がなされた。『ザ プノンペン ポスト』紙が25日付で報じた。
訴え出たのは、マレーシアに派遣されているホーン=レケナーさん(20)の親チョアク=ボターさん。「T&Pの職員に会いに行くと、職員は、お金は次回渡すので待ってくれと言った。彼らは永遠に次回と言った」という。
同社は派遣訓練所を、首都プノンペンのサエン=ソック区からコンポン=チナン州へ今月中旬に移転したばかり。新しい訓練所のほうが、問題が起きたら地元の役人にカネを渡して解決できるので便利だと社長が話していたと教官は証言していた。
この訓練所では6日、訓練を受けていた女性シン=シナーさん(35)が死亡している。兄弟によるとシナーさんは監禁されていたといい、死因はわかっていない。
また1日にも、ここで訓練を受けていた女性ヘーン=ハックさん(31)が2階から飛び降り両脚を骨折している。4階から2階までパイプを伝って降りたというハックさんは「私の子どもたちに会いたいという要望が会社によって却下されたので、建物から飛び降りて逃げようと決心した」と語っている。
在カンボジア マレーシア大使館のラジャ=サイフル=リズアン氏は24日、こうした事態をカンボジア政府もマレーシア大使館も重く見ており、「現在のところカンボジア政府からT&Pの件で正式な要請は受けていないが、状況がもっと深刻になればわが国はマレーシアにあるT&P社に対する措置も視野に入れる」と語った。また、同社からのビザ申請が先週は一件もなかったことを明かした。
2011年03月27日
カンボジアウォッチ編集部
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