キック ボクシング女子の人気急増を受け、カンボジア アマチュア ボクシング協会は1日、サン=ソマリー(31)を、クメール ルージュ後初の女性レフェリーとしてリング デビューさせた。
レフェリーの主な仕事の一つは、試合中ボクサーの身体と身体を強制的に引き離すことだが、仕事と割り切って思いきり女子ボクサーの身体に触れることをためらわない男性レフェリーはあまり多くない。そのため女性レフェリーの育成が急務だった、とミア=ソックリー コーチは語る。
美人レフェリーとして一躍脚光を浴びたソマリーは4日、「まさか私がリングに上がるなんて。コーチに言われた時はびっくりした。何か間違ったらどうしようと思っていたけど、観客の皆さんが手をたたいて応援してくれた。レフェリーになってよかったと思う」と語った。
リングを降りれば4人の子を持つ母親でもあるソマリーの夫は、あの伝説のキック ボクシング王者エー=ポートーン(37)だ。「オレの家族には闘いしかない。リングの妻は最高だ。全力でサポートする所存だし、見習ってオレも引退後はレフェリーになるつもりだ」とポートーンは4日語った。
2009年08月05日
カンボジアウォッチ編集部
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